また鋳型を必要としない物もあり、初めて発見されたRNA ポリメラーゼであるポリヌクレオチドホスホリラーゼ(ポリヌクレオチドフォスフォリレース、ポリニュークリオタイドフォスフォリレース)もそのひとつとしてあげられる。この酵素は実際には
細菌の
細胞内で
ヌクレアーゼとして働くが、試験管内ではRNA を合成することができる。これを利用して一種類の
ヌクレオチドからなるRNAを合成し、それから
翻訳される
蛋白質を調べることで初めて
遺伝暗号の決定が行われた。真核生物のもつpoly(A)ポリメラーゼも同様に鋳型を必要とせず、Pol II転写産物の3'末端にpoly(A)鎖を付加することで転写後の遺伝子発現制御機構の一端を担っている。