DFPT法は、密度汎関数摂動論(Density Functional Perturbation Theory、
DFPT)に基づく
電子状態計算の方法の一つ
[S. Baroni, S. de Gironcoli, A. Dal Corso and P. Giannozi, Review of Modern Physics, Vol. 73 (2001) 515.]。
分子または
結晶中の
原子核の変位に対応するポテンシャル変化を
摂動として扱い、摂動状態についても非摂動状態と同様に、拘束条件付き
変分原理を満たす形式で記述できるとした理論。周期系に対するDFPTはBaroniらによって
1987年に提唱された。DFPTにより、任意の波数ベクトルを持つ原子の
変位に伴う全エネルギーの二階
微分を高精度で効率よく計算できる(
線形応答理論を使う)。これから基準振動のエネルギーまたは
フォノンバンド(フォノンバンドから
フォノン状態密度も求められる)を得る事ができる。同様の手法を使って
マグノンの計算をさせることも可能。