重水素原子が2つ結合した分子(
D2)も重水素と呼ぶ。常温、常圧で無色無臭の
気体。
融点-254.5℃、
沸点-249.4℃で、普通の水素分子
H2の値(融点-259.2℃、沸点-252.6℃)と比べやや高い。これは重水素原子が水素原子のほぼ2倍の重さがあるためで、他の物理的性質も通常水素と異なり、また
化学反応のしやすさも異なることがある(
重水素効果)。例えば
水を
電気分解すると
1H
2の方が発生しやすいので
重水が濃縮され、この方法で100%重水を製造することができる。なお一般に
植物は軽水を吸収しやすい性質があるため、種類によっては7割近くまで重水を濃縮することが可能である。