過炭酸ナトリウムの漂白能力は塩素系漂白剤よりやや劣るが、色柄物の衣類にも漂白できることや、特異な
臭気がないという点で消費者に好まれている。ただし、塩素系漂白剤の臭気が「漂白作業中」の
シンボルになっていることに対して、無臭の過炭酸ナトリウムによる漂白はそれ自身のシンボルがないため、作業の当事者はもちろん、周囲の人間(特に子供や高齢者)に適切なシンボルを提示しなければ誤飲や溶液へ手を突っ込んで起きる負傷などの事故が発生しやすくなる。酸素系漂白剤の製品として販売されているものには、
香料を添加することでこの問題を回避しているが、過炭酸ナトリウムの純末で漂白をする場合はこの点を充分に配慮する必要がある。