節足動物では、複数の
体節の接合によって構成されており、それらは機能的に分化した複数体節に区分される。そのうち前端の口と口器、感覚器の集中する部分を
頭部、それに続く歩脚などのある区画を
胸部といい、その後ろの部分を腹部という。
昆虫やクモ類の場合には
呼吸のための
気門が付けられ、先端部には
産卵管などの
生殖器が収納されている場合が多い。また消化管の主要部分も腹部にある。
甲殻類の場合、腹部はむしろ内臓があまり含まれない。鰓や遊泳脚があって運動に寄与する例もあるが、退化傾向が見られる例もあり、
カニ類のように見かけ上なくなっている例もある。
また、かつては人の本心や根源的な何かは腹に宿っていると考えられていた。胸や胸の内よりももっと深いところ、という位置づけである。現在でも表現として日常的に用いられている。