結合角は
孤立電子対が存在すると混成軌道に影響を与えるため、同一元素周期元素の水素化物である
メタン、
アンモニア、
水とを比較すると、孤立電子対の数に応じてアンモニア(1つ)、水(2つ)の順に結合角がわずかに小さくなっている。すなわち、sp
3軌道と孤立電子対の軌道との反発あるいは孤立電子対軌道同士の反発により結合角はわずかに変化する(記事
原子価殻電子対反発則 に詳しい)。
結合角に関する「3つの原子の位置で作られる角度」と「結合角」とは必ずしも一致しない。これは
σ結合が同一軸上に存在する場合に結合力が最大ではあるが、並行する
π軌道から構成される
π結合にも結合力が働くように、σ結合が同一軸上無くとも結合力が減弱するだけで結合自体は形成される。この様に同一軸上無いσ結合による結合は bent bond と呼ばれる。