筋上皮細胞(きんじょうひさいぼう、英:myoepithelial cell)とは一般に内腔の
細胞の真下かつ
基底膜の上部の薄層として
腺上皮に認められる細胞。筋上皮細胞はα平滑筋アクチン(αSMA)の収縮により
外分泌腺の分泌物を放出することができる。筋上皮細胞は
汗腺、
乳腺、
涙腺、
唾液腺で認められる。ある種の筋上皮細胞は
上皮の
基底層を構成し、上皮の
前駆細胞や
幹細胞を包む。創傷治癒の場合、筋上皮細胞は代償的に増殖する。増殖性組織における筋上皮細胞の存在は良性の証拠となり、筋上皮細胞が存在しない場合は
悪性腫瘍を示唆する所見となる。
腺様嚢胞癌のような稀な悪性腫瘍ではその構成成分として
筋線維芽細胞が含まれることがある。