竹 wikipedia|無料辞書
|連 = タケ連(広義)
|学名 = Bamuseae ex -->
|和名 = タケ
|下位分類名 = 連
|下位分類 =
・タケ連(狭義)
・
-->
しかし、通常の木本と異なり二次
肥大成長はせず、これは
草本(草)の特徴である。このため、タケが草本か木本かは意見が分かれる(『
木#定義を巡って』も参照)。ただし、タケの近縁種は全て草本で木本は存在しないので、近縁種に限った話題では、近縁の完全な草本と対比してタケは木本とされることが多い。
分類学的には従来、
タケ連 () にまとめられていた。しかし、
単系統ではないことが判明し、分割が提案されている。
広義のタケは、その生育型から、狭義の
タケ、
ササ(笹)、
バンブー () の3つに分けられる。以下では便宜上、狭義のタケを「タケ」、広義のタケを「タケ類」と表し(ただし一般には、「タケ類」はタケ亜科、あるいは狭義のタケの意味で使われることもある)、タケ類全体について述べる。漢字の「竹」は人文・産業的な文脈に限って用いる。
◆ 概要
タケ類は成長力が強く、ピークの時は1日で1m以上成長する。
竹林の近くにある民家の中に竹が侵入する(
タケノコが生える)被害もある。地下茎が地面を広く覆うことから
がけ崩れには強いが、逆に強風、
地滑り、病気などには弱く、放置された竹林で地滑りの発生が多いという研究もある。事実、放置竹林による地すべりの事例が幾つも報告されており、問題が指摘されている。また放置竹林によって山地が覆われ、元々植生していた
広葉樹や
針葉樹が
光合成が妨げられ、結果として森林の減少を招くと言う問題も起こっており、各地で対策が講じられている。
乾燥が十分なされたものは硬さと柔軟さを備えており、さまざまな素材として利用される。その
繊維を利用して
紙も作られている。
竹酢液や
竹炭としても利用されるほか、飼料、建材、工芸材料などとしても用いられている。前述した放置竹林の問題にも、これらの素材としての活用を求め、様々な研究、試行錯誤が行われている。
また、食材としては、若いものを
筍として食べるほか、葉を食料として利用する動物もおり、
ジャイアントパンダはこれを主食としている。
モウソウチクを除く種の多くは、その地域でしか生育しないことが多いが、その理由は不明である。
◆ 分類
◇タケ亜科内の位置づけ
タケ類(タケ連)はイネ科タケ亜科に属する。タケ亜科にはタケ連のほかに 連が属するが、 連は典型的な草本であり、タケ連のような木質の茎を作らない。
Sungkaew
et al. (2009)
の分子系統学的解析によると、タケ連は単系統ではなく、熱帯性木本タケ類と温帯性木本タケ類の2つの系統に分かれる。熱帯性木本タケ類が Olyreae と
姉妹群となり、温帯性木本タケ類はそれら全体と姉妹群である。彼らはこの結果から、温帯性木本タケ類を 連に分割すべきとしている。
|新大陸熱帯のタケ連
-->
|(草本タケ類)
-->
|(温帯性木本タケ類)
-->
-->
: 日本に分布
◇ 竹と笹とバンブーの違い
タケ類にはタケ(竹)と
ササ(笹)とバンブーがある。タケとササとバンブーの相違点を以下に挙げる。
; 地下茎の有無
: 地下茎で生育繁殖するタケ、ササとは異なり、バンブーは分げつ(分蘖)によって
株立ち状になる(後述)。
; 竹皮の着生
: タケは生育後落下するが、ササは生育後も着生している。
; 葉の形態
: タケは格子目があるが、ササにはそれが無く縦に伸びる平行脈である。
; 開花
: タケは約120年周期、ササは40-60年周期でどちらも開花後には枯死する。
; 分布
: 日本ではタケは青森から九州だがほとんどは帰化と見られる。ササは北海道や高山地帯にも自生する。
一般的には丈の低いものが笹竹の略とされる。名前に○○ダケ・○○ザサ・○○チクとついていても実際のタケ・ササの判断とは違う場合がある。ただし、植物学的には「成長すると
稈鞘(たけのこの皮)が落ちるのが竹、残って
稈(タケ・ササにおける「茎」)を包むのが笹」とする。しかし、
オカメザサのように膝丈ほどのタケや
メダケのような背の高いササもあることになる。バンブーは、熱帯地方に生息し、外見がタケに似ているものの、地下茎が横に這わず、株立ちになる。
ちなみに、日本に見られるタケの多くは帰化植物と考えられ、一部種類には日本野生説もあるが、ほとんどは中国原産である。ササは日本産のものが多くあり、地方変異も数多い。
◇ 主な種