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空軍(くうぐん、
英:Air force)とは主に空中における作戦・
戦闘を主な任務とした
航空機を主な戦力とする軍事組織を指す。
◆ 意義
航空戦力が運用される空は陸地、海上などの地形の制約をほぼ全く受けず、また、地球上あらゆる場所に通じているため、陸上の
戦闘などとは全く異なり、非常に迅速な敵地深部への侵攻が可能である唯一の軍種である。近年は
航空機や
ミサイルの著しい発達に伴いその行動範囲や攻撃力、迅速性などは圧倒的なものとなっており、現代の戦争においてこの空軍が果たす役割は非常に大きいものとなっている。
◆ 空軍軍人の気質
空軍軍人は、パイロットや搭乗員以外は後方支援職種が多く、陸軍海軍の軍人からは「やる気なし空軍」と揶揄されることもある。パイロットは、一部のエリートであり、一般的な空軍兵士と比較しても、待遇の格差は隔絶している。パイロットも、戦場に在空している場合以外は、いたって安全であり、空軍軍人は、サラリーマン軍人の典型であるともいわれることもある。
第二次世界大戦のような、
総力戦になれば
戦死する確率が高くなることもあるが、パイロットや搭乗員には普通、専門の救出部隊が編成されており、一般兵士では考えられない厚遇である。
ベトナム戦争においては、直接戦闘に関わらない事から
徴兵先として
米空軍の
整備兵や管制要員が人気であったという。
ゲリラ攻撃や
テロに巻き込まれる事もあったが、
歩兵とは比較にならない程度の戦死率であった。
ただし、航空戦力は現代戦の要であり、緒戦での航空優勢の獲得は、絶対必要な要素である。よって空軍軍人は、陸海軍の存在を軽視する傾向にあるとも言われている。
また、空軍内部では「現場先行、司令部続行」の気風があるといわれ、現場と上層部の意図の乖離が生じやすいともいわれる。
◆ 空軍の任務
空軍は航空機を主な装備とし、下記の任務を遂行する。
◇ 平時
・輸送機などによる各種の輸送任務。
◇ 戦時
・爆撃機などによる敵勢力への攻撃。
◆ 組織
◇ 部隊編制
空軍部隊の編制が国によって一様ではない。
まず2機の航空機から成る飛行小隊(Section, Element)、この2個以上の飛行小隊から成る飛行中隊(Flight, Platoon)、2個以上の飛行中隊から成る飛行大隊(Squadron)がある。これら飛行小隊・飛行中隊・飛行大隊は基本的に同一の機種で編制されている。この飛行大隊は主要任務群(Group)として構成され、整備隊・補給隊・防空隊・施設隊・警備隊・航空管制団などから成る支援任務群や専属の司令部とあわせて独立的な作戦行動をとることが出来る航空団(Wing)となり、戦闘機を主要な戦力とした航空団は戦闘航空団(Combat wing)と呼ぶ。この2個以上の航空団から編制された部隊が航空師団(Air division)であり、これは任務によって様々に改編される場合もある。
◇ 航空部隊
・空輸部隊:
輸送機・
空中給油機などを運用して、空軍の兵器・兵員や陸軍部隊を輸送する。
◇ 支援部隊