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「熱膨張率」||性病の全知識.com 【05/29update】

熱膨張率 wikipedia|無料辞書

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熱膨張率(ねつぼうちょうりつ、Coefficient of thermal expansionCTE)は、温度の上昇によって物体の長さ体積が膨張する割合を、1K(℃)当たりで示したものである。熱膨張係数(ねつぼうちょうけいすう)ともいう。単位は 1/K である。
温度の上昇に対応して長さが変化する割合を線膨張率(線膨張係数)といい、体積の変化する割合を体積膨張率という。線膨張率をα、体積膨張率をβとすると β=3α の関係がある。
?L=α・L・?T(?L:伸び、L:長さ、?T:温度上昇)
原子間の結合の強さで決まる物性値なので、材料の融点と相関がある。
ある温度で体積変化を伴う相転移を起こす性質を利用して、使用温度領域で、線膨張が小さくなっている合金(アンバーまたはインバー合金)もある。
なお、熱膨張率の異なる材料を組合せて使う場合、温度変化による熱膨張率の違いから、熱応力が生じる。この熱応力により、材料にクラックなどが入って壊れることがあり、様々なものの故障原因となっている。
プルトニウムタングステン酸ジルコニウムなどの一部の物質は、温度の上昇により収縮するという負膨張を起こす。近年では、理化学研究所2005年に、マンガン窒化物をベースとした負膨張率の高い新素材の開発に成功している[外部リンク]http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2005/051213/index.html

◆ 熱膨張率の詳細

◇ 固体の線膨張率
固体の線膨張率 \alpha は、単位長さあたりにおける、温度による長さの変化率として定義されるので、物体の長さを lセルシウス温度tとすると、
:\alpha=\frac\frac
と定義される。
そして、固体の線膨張率はごく小さく、また、温度によらずほぼ一定とみなせるので、t ℃における物体の長さ l は次のように表せる。
:l=l_0(1+\alpha t)
ここで l_0 は0℃における物体の長さである。

◇ 固体の線膨張率と体積膨張率の関係
固体の体積膨張率 \beta は、物体の体積 V を用いて次のように定義することができる。
:\beta=\frac\frac
ここで Vl を用いて
:V=l^3
と表されるので、
:\beta=\frac\frac=\frac\frac\frac= \frac\cdot3l^2\frac= \frac\frac=3\alpha
となる。つまり、
:\beta=3\alpha
である。

◇ 固体・液体の体積膨張率
日常的な温度範囲では固体・液体の体積膨張率はごく小さく、温度によらずほぼ一定とみなせるため、固体・液体の体積 V は次のように表せる。
:V=V_0(1+\beta t)=V_0(1+3\alpha t)
ここで V_0 は0℃における物体の体積である。

◇ 気体の体積膨張率
気体の場合は体積ではなく密度でその状態を表すことが多い。ここで気体の質量を m とすると、密度 \rho は、
:\rho=\frac
となる。よって \beta は、
:\beta=\frac\frac=\frac\frac\frac=\frac\cdot(-\frac)\frac=-\frac\frac
と表せる。すなわち体積膨張率は密度の温度による変化率によっても表せる。

◆主な物質の線膨張率
(×10-6/℃)