濾胞細胞よりも大きく、弱染色性である。濾胞上皮上に濾胞細胞と並んでいるが、濾胞細胞にさえぎられて濾胞内の
コロイドに面することはない。以前は濾胞と濾胞の間(間質)にも存在すると考えられていたが、
電子顕微鏡での観察の結果、すべての濾胞傍細胞は濾胞上皮内に存在することがわかっている
[Forcett (1994) p.491]。通常は単独で存在するが、群をなすこともあり、
イヌでは群をなすものが多い。
骨吸収を抑制し、
カルシウムの血中濃度を低下させる
ホルモンである
カルシトニンを分泌する。カルシトニンは種によってアミノ酸配列に違いがあり、効果も異なる。
ヒトでは甲状腺を全摘した後も血清カルシウム濃度は正常範囲内に保たれ、カルシトニンはそれほど重要な役割を果たしていないことが示唆される。一方
サケのカルシトニンはヒトの約10倍のカルシウム濃度低下作用があり、
骨パジェット病や
骨粗鬆症の治療に使われている。他に合成
ウナギカルシトニンも開発されている。