鳥類では呼吸の効率化のために、肺の前後に気嚢を持つ。肺は何本かの管を束ねたような形状で、前後の開口部が気嚢につながっている。肺への吸気・排気は、気嚢の拡大・縮小により、一方向に空気を流す形で恒常的に行われ、酸素を消費した後の空気が肺にとどまることはない。前後の気嚢は、それぞれ前気嚢・後気嚢と呼ばれる。
鳥類は
獣脚類の恐竜から分岐して進化した。現存鳥類の呼吸システムを、獣脚類(もしくは
恐竜全体)が既に持っていたという仮説があり、研究がすすめられている。2005年には、
マジュンガトルスの
脊椎骨の構造の研究から獣脚類が気嚢を持つ証拠が提出され、この仮説の実証が前進した。