歯垢(しこう、Dental plaque)とは一般に、
歯牙表面に付着した黄白色を帯びた粘着性の物体のことを指す。厳密には歯牙との接触面は
獲得被膜ペリクルと呼ばれる皮膜で覆われており、その上に形成されたものが歯垢である。
デンタルプラーク、また単に
プラークと呼ばれている。俗に
歯屎(歯糞、はくそ)、
歯滓(はかす)とも呼ばれる。
歯垢の増加は
う蝕の大きな要因となる。食事を摂取後、しばらくの間、歯垢のpHは歯の臨界pH(一般に5.5前後とされるが、歯の石灰化度により大きく変動する。)を下回る。これは歯垢の中にいるう蝕原因菌が食料の
糖分を自己の
栄養として利用するために分解し、その結果酸が産生されるためであり、これにより歯が脱灰され、う蝕となる。なお、このpHは唾液の作用により数十分後には臨界pHを上回る。