条鰭綱は
シーラカンスや
ハイギョの仲間が所属する肉鰭綱と合わせて硬骨魚類とも呼ばれ、その
骨格は一部の原始的な分類群を除き、ほぼ完全に硬骨によって構成されている
[『魚学入門』 p.23]。
鱗の形態は硬鱗、円鱗あるいは櫛鱗など多様で、鱗をもたないグループも多い。
鰭は担鰭骨に支えられる鰭条と、鰭条同士をつなぐ鰭膜によって構成される。
ポリプテルス目を除き、胸鰭の射出骨は
肩甲骨・
烏口骨複合体と接続する。ほとんどの仲間は間鰓蓋骨と鰓条骨をもつ
[分岐鰭亜綱は鰓条骨を、軟質亜綱は間鰓蓋骨をそれぞれ欠く。]。咽頭板を欠き、
鼻孔は頭部の比較的上方に位置し内鼻孔をもたない
[。]
条鰭綱には分岐鰭亜綱・軟質亜綱・新鰭亜綱の3亜綱が置かれ、その下に44目453科4,289属2万6,891種の現生種が所属し、うち44%は
淡水魚である
[『Fishes of the World Fourth Edition』 pp.87-88]。
分岐鰭亜綱・
軟質亜綱は
ポリプテルス・
チョウザメなど一部の原始的な条鰭類からなり、新鰭亜綱には
白亜紀以降に爆発的な
種分化を遂げた大多数の硬骨魚類が含まれる。条鰭綱が
単系統群であることは概ね受け入れられているが、ひとまとめのグループとして特徴づける
形質は決して強固なものではない
[。]