学会では麻酔科標榜医資格の認定に必要な指導医制度を構築し、この制度を通して、日本の医療および病院機構の手術体制にある程度の影響力を有している。また、標榜医のほかに、
認定医および専門医の制度を設定し、指導医に至るキャリアパスを専門家だけでなく、一般の患者からも理解しやすい形としている。
一方で、麻酔中の心機能管理に重要な認定である、経食道心エコー認定は、日本心臓血管麻酔学会の設立した、日本周術期経食道心エコー認定委員会で行われるなど、麻酔分野の細分化とともに一元的な麻酔学会ではなくなってきている。
学会活動としては、学術集会や学術講演会などのほか、学会賞の設定、海外への留学生や講師の派遣などを行い、国際団体との交流の一環として、世界麻酔科学会連合、アジア・オーストラレーシアン麻酔科学会、
アセアン麻酔科学会に加盟している。また、禁煙宣言を制定したり、女性医師復帰プログラムの教育ガイドラインを策定するなど、社会一般の動向にも対応している。