実験に使う器具は実用品で代用できるならそれでもよく、かつてはその例も多かったであろう。日本では江戸末期に化学が持ち込まれた際、当然ビーカやフラスコはなかったから、青年たちは
とっくりや
ぐい飲みで実験を行ったという。現在では学校境域の充実や医療や検査など、実験器具の需要が大きく広くなっているから、大抵のものは既製品がある。しかしかつてはそのようなものはなかったから、また現在でも特殊な実験を行う場合には既製品では間に合わないため、ある程度の器具は自作できなければならない。ガラス管の変形などは実験者には必要な素養の一つである。