ブロードマンは、新皮質の6層構造を詳しく観察した結果、皮質の場所によって一部の層が厚くなったり薄くなったりするなど、細胞構築が均一でないことを発見した。ブロードマンは細胞構築の違いに基づき大脳皮質を52の領域(
野)に区分した。この区分は現在
ブロードマンの脳地図と呼ばれ、
脳機能局在論において位置を示す基準としてよく用いられている。たとえば後頭部にある新皮質の17野では、
外側膝状体からの軸索を受ける第4層が分厚く発達している。外側膝状体は
網膜から入力を受けており、また17野は
視覚情報の処理をしていると見なせるデータも多くあることから、この領野の細胞構築的特徴と処理している情報の間には一定の関係があると考えられている。