江戸時代に形骸化した
中世歌学を批判するかたちで現れた。
木下勝俊・
戸田茂睡らに始まるこうした批判は、
下河辺長流・
契沖の『
万葉集』研究に引き継がれた。特に後者の
実証主義的な姿勢は古典研究を高い学問水準に高めた事で高く評価されている。続いて
伏見稲荷の神官であった
荷田春満が
神道や古典から古き日本の姿を追求しようとする「古道論」を唱えた。一部において矛盾すら含んだ契沖と荷田春満の国学を体系化して学問として完成させたのが
賀茂真淵である。真淵は儒教的な考えを否定して『万葉集』に古い時代の日本人の精神が含まれていると考えてその研究に生涯を捧げた。