前立腺癌 wikipedia|無料辞書
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前立腺癌(ぜんりつせんがん)は、
前立腺(外腺)に発生する
病気、
癌の一つ。様々な
組織型の
悪性腫瘍が生じうるが、殆どは
腺癌であり、通常は前立腺癌≒前立腺腺癌の意味で用いられる。日本では癌死亡者の約3.5%を占める。近年、急増している。ただし癌の中では治癒率は高い方であるとされている。45歳以下での罹患は家族性以外はまれで、50歳以降に発症する場合が多い。その割合は年を追うごとに増加する。
[日本泌尿器科学会では、2007年現在、50歳以上の男子のうち、約230人に一人がこの癌にかかるのでポスターなどにより採血して行うPSA検査を勧めている。]
欧米人では発生の高い癌で、男性死亡者の約20%でトップを占める。同一人種間の日本と海外での患者割合の差は、食生活の違いにあるとされる。食生活の欧米化によって罹患率は急増しており、近い将来男性癌死亡者の上位となることが予想されている。
◆ 症状
外腺に多く発生する。初期は自覚症状がほとんどなく血液検査から前立腺特異抗原(
PSA)高値によって、その存在が疑われる。進行すると、
◆ 原因
・ 食事 :同一人種の居住地域による罹患率の差から食事が原因の一つと考えられている 高脂肪の食事は前立腺癌のリスクとなる。
・ 人種 :黒人 白人 アジア人の順に頻度が高い
・ 遺伝 :若年例では家族性の前立腺癌が存在する。また、血縁に前立腺癌がある場合、前立腺癌の罹患率が上がることが知られている。
前立腺肥大症は前立腺癌のリスクとはならない。
◆ 予防
・ 繊維成分(
リコピン)を多く含んでいるものを取る。
◆ 検査
病気の有無については、
血液検査(
PSA検査)によるスクリーニングを行い、問診、直腸診、エコー検査を行った上で癌が疑わしい場合には、針
生検による
病理組織診断でグリソンスコア等の評価が行われる。一般には
PSAが4.0ng/mlをカットオフ値とし、これ以上の場合、生検を行う場合が多いが、最適なカットオフ値は分かっていない。年齢別にPSAのカットオフ値を分ける場合もあり、施設によって値は異なる。生検で癌細胞が見つかった場合には、造影
CTによりリンパ節転移の有無、精嚢浸潤などの前立腺被膜外への癌浸潤が検査されるが、CTによる精嚢・被膜外浸潤、リンパ節転移の診断効果は低い。
核医学検査である骨シンチグラフィーで骨転移の有無を評価する。また、T分類の精度を高めるため、
MRIが行われることも少なくない。
近年では、生検を行う前に磁力強度の高いMRI(3.0テスラMRI)や経直腸のMRIを用いることで画像診断が可能になってきている。