中世伝説である
タンホイザー伝承で歌合戦の舞台となった。
歌合戦とは、12世紀のヘルマン1世(1190年-1216年)の時代に、この城の広間で盛んに行われた歌による合戦で、のち13世紀に入って「ヴァルトブルクの歌合戦」の題で歌集が編纂された。簡略に「歌合戦」と呼ばれることもある。この 黄金時代を回顧して数十年遅れで、
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハや
ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデなどが登場し、彼らの歌の世界を文学的に脚色して表現したものとして、後者の『パーシヴァル』や「ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン」などが現れてくる。
アイゼナハの町人である
ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン(Heinrich von Ofterdingen)が
ハプスブルク家を称える詩を吟じたため負けるが、命乞いをしてクリングゾールに再判定を願いに出かける。この話は原型をほとんど留めない形で
ノヴァーリスによりデフォルメされ、『
青い花』(ドイツ語題『ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン』(Heinrich von Ofterdingen))に採りいれられている。