存命中は王立協会のフィロソフィカル・マガジンに18の論文を発表したに過ぎないが、未発表の原稿の中には後に日の目を見る優れた実験記録も残された。死後70年ほどたった1879年に原稿を整理して
マクスウェルが『ヘンリー・キャヴェンディシュ電気学論文集』として刊行した。発掘された原稿の中には、同時代あるいは後世の科学者の発見を先取り・同時進行していたものが多数見られた。例えば、
クーロンの法則を
シャルル・ド・クーロンよりも先に、また
オームの法則を
ゲオルク・オームより先に見い出していた。しかし、生前にその発見を公開していなかったため、時代に埋もれた発見の大部分は、他の人物によって再発見されることになった。