深海魚にしばしば見られる形質であるが、体内の油脂成分のほとんどが、人体で消化することができない
ワックスエステルでできている。そのため、大量に摂取すると、
皮脂漏症(皮膚から油が漏れる病気)を起こしたり、消化吸収されなかった油脂が肛門からそのまま漏れ出す、あるいは下痢や腹痛を起こす場合があり、とくに多量に摂食するなど重症の場合、
脱水症状やそれに伴う昏睡状態に陥る症例も報告されている。ただし有害ではあるが油脂自体の毒性は強くないため、少々口にした程度では極端な体調不良時を除いて問題はないとされる。
有害成分を含有しているとはいえ、非常に美味であり、刺身、焼物、煮物など様々な調理ができる。アブラソコムツと比較すると、バラムツは
オイルフィッシュという英名が示すとおり特に油脂分が多く、風味がよく大トロのような甘みがあるという評価が多いが、脂肪の大部分が難消化性の蝋成分のため試食程度に控えることが賢明である。まとまった量を食べるために、成人用の
おむつを履いて備える人もいるということである。
韓国では、「白マグロ」として食用されている。