「息子であるテモテ」に対して熱意と不動の信仰によって誤った教えに立ち向かうよう求めている。そのために必要なことは過去に受けた教えに立ち戻ること、迫害の下での忍耐、信仰上のつとめを果たすこと、裁きのときに備えることなどが述べられている。
信憑性に関する肯定側の陳述は以下のようになっている。 西暦2世紀の
ムラトーリ断片をはじめとする古代の顕著な目録はすべてこの2通の手紙を正典として挙げている。非常に重要なのは,これらの手紙が聖書の残りの部分と完全に調和し,そこから引用していることである。この2通の手紙には,民数記(16:5;?テモ二?2:19),申命記(19:15;?25:4;?テモ一?5:18,19),イザヤ書(26:13;?テモ二?2:19),イエス・キリストの言葉(マタ?10:10;?ルカ?10:7;?テモ一?5:18)からの引用,あるいはそれに間接的に言及した箇所が含まれている。注目に値するのは,信仰に言及した箇所が多いこと(テモ一?1:2,4,5,14,19;?2:7,15;?3:9,13;?4:1,6,12;?5:8,12;?6:10,11,12,21;?テモ二?1:5,13;?2:18,22;?3:8,10,15;?4:7),また正しい教理(テモ一?1:3,4;?4:1‐3,6,7;?6:3,4,20,21;?テモ二?1:13;?3:14,15;?4:3,5),振る舞い(テモ一?2:8‐11,15;?3:2‐13;?4:12;?5:1‐21;?6:1,2,11‐14;?テモ二?2:22),祈り(テモ一?2:1,2,8;?4:5;?5:5;?テモ二?1:3),苦しみを経験しているあいだ忠実に忍耐すること(テモ二?1:8,12;?2:3,8‐13)などを強調していることである。よってテモテ第一および第二の手紙の信憑性は十分に確立されている。