テトラヒメナ (
Tetrahymena) は水中に生息する
単細胞真核生物で
繊毛虫の一種。分類上は
原生生物界、クロマルベオラータ、アルベオラータ、繊毛虫門、繊毛虫綱、膜口目、テトラヒメナ科、テトラヒメナ属に属する種の総称。洋梨型の形態をしており、体長は 30-100 μm 程度。多数の
繊毛が生えており、これによって運動する。細胞内には
収縮胞がある。
細胞核は
大核と
小核にわかれており、小核は生殖核とも呼ばれる。小核は通常の
染色体数をもち、
細胞分裂のたびに受け継がれてゆく。大核は
多細胞生物でいうと
体細胞のような役割をしており、多倍体として生活に必要な遺伝子のコピー数を増やしている。大核には
染色体の末端が多数存在するため、
テロメア研究の
モデル生物として用いられた。また
触媒機能をもつ
RNAリボザイムもテトラヒメナにおいて初めて発見された。