1,4-ジオキサンは
エーテル類に分類され、2つの酸素原子の両方がエーテル基を形成している。1,4-ジオキサンと同じく、4つの炭素原子と1つの酸素原子を有するジエチルエーテルより極性が高い。このためジエチルエーテルは
水に溶けにくい一方、1,4-ジオキサンは水と混合しやすく、吸湿性もある。ジエチルエーテルよりも高極性であり、かつ分子量も若干大きいため、両者を比較すると1,4-ジオキサンの方が沸点が高い。有機溶媒としてしばしば用いられる他、塩素系溶剤の安定化剤としても用いられることがある
[[外部リンク] 日本国 独立行政法人 製品評価技術基盤機構 初期リスク評価書 1,4-ジオキサン(pdf)]。しかし
グリニャール反応では、シュレンク平衡を不活性側に偏らせてしまうため、ほとんど用いられない。また重水を用いた
NMRでは、化学シフトの内部基準物質としても用いられる。
環境中では分解しにくく、除去も困難であるとされている
。動物に対する急性毒性が認められており
、ヒトに対しても刺激性や、脳・腎臓・肝臓へ障害が起きる可能性があると考えられている
。
国際がん研究機関(IARC)により、
グループ2B(ヒトに対する発癌性が疑われる)に分類されている物質である。