サレット酸化(サレットさんか、Sarett oxidation)は、
無水クロム酸と
ピリジン溶液を使って、
アルコールを
ケトンまたは
アルデヒドに
酸化する
化学反応である。1953年にL. H. Sarettらによって報告された酸化反応で、ピリジンの
配位によって無水クロム酸の酸化力が低下して過剰な反応が抑えられる。 第2級アルコールからケトンへの酸化反応に利用される。通常の第1級アルコールからアルデヒドへの酸化の収率は低いことが多く、カルボン酸への酸化も目的物がピリジンと塩を形成して回収が困難となる欠点がある。 しかし第1級アリルアルコールや第1級ベンジルアルコールのアルデヒドへの酸化は収率が比較的良いことが多い。