鮮やかな青い色を呈し、コバルトの割合が高い程濃色、アルミニウムの割合が高い程淡色となる。
絵具や
プラスチックの着色や
塗料にも使用される。欠点は高価なことであり、絵具においては
ウルトラマリン青と
フタロシアニン青、場合によってはさらに
白色顔料を配合して安価な代替品(コバルトブルーチント、コバルトブルーヒュー)がつくられている。
海碧(かいへき)は
マットブルーとも呼ばれる。一般的なコバルトブルーとは成分が異なる。組成式はCoO・ZnO・Al
2O
3(酸化コバルトと
酸化亜鉛、酸化アルミニウムのスピネル)で表される。コバルトブルーとの違いは、酸化亜鉛を成分に含む事である。酸化コバルトに酸化亜鉛、酸化アルミニウムを配合して1200℃で焼成してつくられる。コバルトブルーの色は単にCoOを
釉薬に入れても出すことが出来るが、CoOには不純物として釉薬の発泡の原因となる3価のコバルトを含むCo
3O
4が混じっているため、コバルトを全て2価の状態にしておくためにも意義のある顔料であるといえる。高火度の釉薬には使いにくいが、上絵用として重要な顔料である。