ワットがエネルギーの単位である
ジュールを秒で除したものであるので(ワット=ジュール毎秒)、これに時間を乗ずれば再びエネルギーの単位となる。1時間は3,600秒であるから、1キロワット時は3,600秒×1キロジュール(1,000ジュール)、すなわち3.6メガジュール(メガワット秒)となる。
キロワット時は、電気エネルギーの単位としてよく用いられる。電力の単位としてワットを用いることから、ジュールで表すよりも理解しやすい。時がSI併用単位であるため、キロワット時もSI併用単位ということになる。
SIの「1物理量1単位」という理念からすれば、エネルギーの単位にはジュール(またはワット秒)を用いるべきとの考え方もある。
日本の
計量法では仕事、電力量の単位としてジュール(ワット秒)とともにワット時の使用を認めている。
1ワット時は1キロワット時の1,000分の1ということになるが、ワット時という単位が用いられる場面はほとんどない。また、本来ならば1,000キロワット時以上は「メガワット時」「ギガワット時」などとすべきであるが、日本の
電力会社では電気使用量の単位としてキロワット時を用いており、大規模な
発電所の累計発生電力量は「億キロワット時」を用いて表わしている。