重量はわずか2-2.5
mg、飛行速度は約1.5-2.5
km/hほどであり、通常でも1秒間に520回以上羽ばたくが、吸血後は体が重くなるため大幅に羽ばたく回数が増え、それに伴い飛行速度は落ちる。カの飛翔距離やそれに起因する行動圏の広さは種によって様々である。
長崎県における調査によるとコガタアカイエカの通常の1日の行動範囲は1km程度であるが、中には1日で5.1kmの距離を飛ぶ個体もあり、また同種が
潮岬南方500kmの位置から採集されている。これは風速を考慮すると
高知県から24時間、あるいは
静岡県から19時間で到達したと考えられている。その一方で、
バンコクにおけるネッタイシマカの調査では24時間で37mしか移動していないことが記録されている。
JICAの公表する資料によれば、ハマダラカの中で
タンザニアの
ダルエスサラーム市(最大都市)と
タンガ市(北部の港湾都市)で流行している土着
マラリアの主要な媒介蚊である
Anopheles gambiae(真水で棲息)と
An. merus(塩水で棲息)の成虫の飛翔範囲は幼虫棲息地を中心に数百mであるという。また同じハマダラカ類で、一日の飛翔距離は
An. funestus で800 m 程度、
An. pharoensis で9kmであることが記録されている。
唾液は本来、吸引した血とともに蚊の体内に戻される。
血液を吸引し終われば、刺された箇所の痒みはさほど感じることはない。何らかの理由で吸引を中断し飛び立った場合、唾液を刺された体内に残したままであるため、痒みが残る。蚊を叩き落す際、上から潰すと唾液が体内へ流れ込むため、
指で弾き飛ばすと、痒みを抑えることができる。
蚊の羽音は300
Hz-600Hz(およそE4-E5)程度であり、種類によって異なる。羽音を利用した誘殺駆除や忌避グッズもあるが、忌避グッズによっては羽音の10倍もの
倍音を持つ3000-6000Hzの音を発するものもある。こういった超音波や音波で蚊を避けるグッズは、2007年11月20日、公正取引委員会により、公的機関での実験の結果効果が認められないとされ、景品表示法違反による排除命令が出された
。