オータコイドは局所ホルモンとも呼ばれ、比較的局所にのみ働く傾向があるが、ホルモンや神経伝達物質と厳密に区別されるものではない。アンジオテンシンやブラジキニンはホルモン的遠隔作用も持つ。またセロトニンは神経伝達物質としても働くことが知られている。機能としては
炎症・
アレルギー反応(ヒスタミン、エイコサノイド)や
平滑筋への刺激(セロトニン、アンジオテンシン、ブラジキニン、NO)などがある。物質としては
アミン(ヒスタミン、セロトニン)、
脂肪酸由来物質(エイコサノイド)、
ペプチド(アンジオテンシン、ブラジキニン)、ガス状物質(NO)に分けられる。NOは細胞内における
セカンドメッセンジャーであるとともに、隣接する細胞にも容易に拡散してオータコイドとして働く。ヒスタミンやセロトニンなどは
細胞内に貯蔵されていて刺激に応じて細胞外に放出される(神経伝達物質と同様)が、その他のものは刺激に応じて合成される。