症状は震え、痙攣、四肢硬直、昏睡などの
神経症状であるが、程度と経過は日齢により異なり、新生豚では通常72時間以内に死亡する。6ヶ月齢以上では多くは症状を示さない。発症豚の組織学所見として
非化膿性脳炎および
神経節炎が認められる。また、少数ながら病変部白質の神経細胞などに好酸性のCowdry A型核内
封入体が認められる。感染回復後に、ウイルスは
三叉神経節に
潜伏感染し、ストレスにより再活性化する。発症豚は
鼻汁、
唾液から大量のウイルスを排泄するため、発症豚との直接接触、間接接触により、経口あるいは経気道的に伝播する。妊娠初期に感染すると半数が
流産し、妊娠が進んで感染すると、死亡胎子が
子宮に貯留して
黒子となる。
生ワクチンと
不活化ワクチンが開発されているが、一般に発症予防効果はあるが、感染予防効果が不十分であるため、不用意な使用は本疾病の蔓延を助長するおそれがある。このことからワクチンは限定的に使用される。豚ヘルペスウイルス1型は
ウシ、
ヒツジ、
イヌ、
ネコ、
ミンクなどに感染することがあり、致死的経過をとる。