管内に噴射された蒸気はその内部に霧吹きの原理で低圧を作り出し、水を吸い込む。その水は噴出する蒸気により加速されて、ボイラに取り付けられた逆止弁に接続された管に激突する。この過程では、蒸気は常温の水と混じりあうことにより凝縮し、結果としてある程度高温の液体の水になる。運動エネルギが大きい液体が急停止するとその
力積は大きく、ボイラーの圧力に打ち克つことになる。このような現象が起こるように、絞り弁、吸い込み管、逆止弁などを含めた装置をインジェクタと呼ぶ。
インジェクタは元々、蒸気機関車に水を供給する目的で使用された。インジェクタは3つかそれ以上のノズル、"円錐"または"管"が内蔵されて構成されている。蒸気がノズルを通過する時に圧力が大気圧まで下がり、蒸気の速度が増加する事が原動力になる。蒸気の噴流によって新鮮な水が入り、蒸気と水は"混合円錐"でまざる。