イオンチャネル仮説を証明するために活動電位を測る実験で、「ボルテージクランプ」と呼ばれる
電気生理学的な技術が初めて用いられた。この実験に使われたもう一つの大きな要素は大西洋イカ(Loligo pealei)の巨大な
軸索であり、これによって、通常は扱えないほど小さな神経線維の電流を記録することができた。この実験は1935年に
ケンブリッジ大学でカエルの
坐骨神経を使って始められ、第二次世界大戦による中断を挟みながら1940年代まで続けられた。戦後、ホジキンとハクスリーは1952年に理論を発表した。この論文の中は、世界で初めて生化学分野で
コンピュータを使用したモデルの一つとなり、今後40年間の神経生物学のモデルの基礎となった。彼はケンブリッジ大学で1960年まで勤め、その後
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの生理学部門の長となった。1969年には王立協会付きの教授となり、現在は
ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジのフェローで、生理学や医学を教えている。
アンドリューは20世紀で最も偉大な
数理生物学者であったとも言われている。彼はホジキンとの研究の中で、彼は
神経インパルスに活動電位としての数学的な説明を与える一連の
微分方程式を確立した。この仕事は、動物の
神経系の理解に不可欠な電位依存性膜チャネルの研究の基礎となっている。他にも彼は、
骨格筋の収縮の際に、
アクチン-
ミオシン繊維上でミオシンがスライドする原動力となるミオシンの架橋の様子を数学的に記述する方程式も考案した。この方程式は筋肉の収縮に関して全く新しいパラダイムを提供し、これによって、細菌以上のあらゆる細胞の運動に関する理解が可能となった。