本種は強い毒を持ち、特に強いインドアマガサの毒による死亡率は、
インドで50%に達するといわれる。その毒は
ペプチド毒であり、学名から
α-ブンガロトキシン(α-Bungarotoxin)と名づけられており、ニコチン性
アセチルコリン受容体と呼ばれる
タンパク質に特異的に作用する。その特異性の高さから、
神経科学研究の現場では頻用されている。この受容体は
運動神経や
筋肉に普遍的に分布しているため、この毒を受けると全ての筋肉の動きを止められ、多くの場合呼吸困難に陥り、死に至る。痛みが伴わないため、手遅れになる事も多い。なお、人の致死量はわずか2-3mgである。針のようなものの先に毒をつけ、人を刺すだけで大人も死にいたる程である。そのため、現地のヘビ捕り人でさえ、本種には手を出さないほどである。ところが、本種の性質はそれほど攻撃的ではない。ただ、人家付近にも生息するため、誤って踏んでしまったり暖を求めて寝床にもぐりこまれたりして噛まれてしまう事故が多い。