いす型配座の環から垂直に伸びた電子軌道を持つ原子を
アキシアル原子、横のそれを
エカトリアル原子(
エクアトリアル原子)と呼ぶ。シクロヘキサンの場合にはエカトリアル水素とアキシアル水素がそれぞれ6つずつあり、1個おきにおなじ方向に電子軌道を持つ原子があり、これらは互いに反発しあっている。アキシアル原子の電子半径が大きいと隣のアキシアル原子との反発力が大きくなるので、巨大な原子あるいは
官能基は
環反転(ring-flip)によりエカトリアルの位置に存在する場合が多い。
メチルシクロヘキサンでは、3位のアキシアルにあるメチル基が1,5位のアキシアル水素と反発し、
立体障害となる。このためメチルシクロヘキサンは環反転の平衡は図の右側に傾く。この立体的な相互作用を
1,3-ジアキシアル相互作用(1,3-diaxial interaction)という。